「たんぽぽの風」とは
私たちは2020年9月から、学校に行かない子どもたちの居場所づくりのために歩み始めました。
拠点となっている玉野町の家は、取り壊し寸前のところから、春日井市の補助金、皆様からのお力添えのおかげで改修をすることができ、2021年秋からこちらでの活動を開始することができました。
また、私たちの想いはNPO法人設立時の設立趣旨書に凝縮して記してあります。
ご寄付のお願い
NPO法人たんぽぽの風では、フリースクールにだれでも通うことができるように、保護者の方々にはご負担いただくお金はなるべく少なくするように努力しています。(現在はフリースクール一回の参加につき2500円の利用料)
それだけでは到底必要経費は賄えず、会費、寄付金、古紙・アルミ缶回収、喫茶たんぽぽの収入などで運営費を捻出する努力をつづけています。活動趣旨に賛同するかたの入会をお願いしています。会員数の多さは、その活動が社会的に重要であることを示すひとつの指標となります。子どもたちの居場所を維持していくために、皆様のお力をお貸しください。
【支援にご興味がある企業・団体の方へ】
たんぽぽの風の活動にご興味を持ってくださりありがとうございます。協賛企業・団体の皆さまからのご支援もお待ちしています。ご寄付いただいた金額は 一般寄附金の損金算入することができます。企業・団体としてのご支援にご興味がある場合は、一度お問い合せください。
協賛企業様については、公式LINEでの情報発信時や、ホームページやブログの記事、その他の発行物にてそのお名前をご紹介させていただいています。
設 立 趣 旨 書
１ 趣 旨
この度、特定非営利活動法人の申請に至ったきっかけは、我が子が「学校に行かない」「行けない」保護者とそれを応援する仲間が集まって、子どもの未来を考えたことです。身近には子どもたちの居場所となるべきところも、悩みや本音を打ち明けられる場所も見当たらず、そのよりどころとなるべき場所や人との繋がりの必要性を認識しました。
私たちが住んでいる春日井市内には不登校と呼ばれる、さまざまな事情で学校に行けない子ども、自らの意志で学校に行かないことを選択した小中学生が500人以上※いると報告されています。毎日登校するべきという重圧に悩み苦しんでいる子どもの数はさらに多くいます。これらには、学校内での人間関係が起因するもの、発達や学習面でのその子の特性により集団生活が困難な事情によるもの、そして社会問題となっている子どもの貧困・児童虐待をはじめとした複雑な家庭環境によるものなど、さまざまな理由があります。いずれの場合でも、「学校に行かない」子ども達は日中の行き場をなくしています。
子どもの成長には、同世代及び異年齢の子どもたちと関わる場、社会経験の場、学びたいことを学べる環境が必要です。それは安全、安心な場所でなければなりません。各家庭の努力では到底解決できることではなく、行政による不登校支援の取り組みはまだまだ少なく、施策の充実を待っているだけでは問題は解決しません。そのため、私たちは保護者とそれを応援する仲間で、日中の居場所づくりをスタートさせました。
私たちは「あせらない、がんばらない、でもあきらめない」を信条に、さまざまな事情で学校に行けない子ども、自らの意志で学校に行かないことを選択した子どもが、健全な成長をするために、主体的かつ自律して豊かな経験ができる場としてのフリースクールの運営に関する事業を行います。事業を通じた他者との交流の機会の中で、子どもの心の回復を図り、自己肯定感や生きる力を身に着けることを目指します。また、子どもが学校に行かないことで孤立しがちになる保護者同士が共感しあい、心の安定を得て、次の一歩を踏みだせるようにコミュニティの形成を促します。事業を通じ、地域の方とも相互理解の関係を構築し、地域全体で子どもが育つ環境を作るという意識の醸成を促し、子どもたちのさまざまな選択を受容できる地域、多様性を認め合える優しい地域社会の実現を目指します。
そのために行政、学校、町内会自治会、地元企業などとの連携を進めたく、社会的な信用のあるNPO法人として活動する必要があり、法人設立をするものです。
２ 申請に至るまでの経過
令和2年9月 母親2人で「NPO学校へ行かない子どもの居場所 たんぽぽの風」を立ち上げ。
令和3年4月 フリースクールの運営を開始する
令和3年10月17日 設立総会
令和4年3月 NPO法人たんぽぽの風となりました。
特定非営利活動法人たんぽぽの風
設立代表者 松本祐子
※2024/07/01現在1000人を超えています。